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『山賊のむすめローニャ』  [bok]


.雷鳴とどろく嵐の晩に生まれたローニャは
山賊の頭のひとり娘です。

森の中を駆けめぐって自由を謳歌するローニャは、
ある日、敵対する山賊のひとり息子ビルクと出会い
心を通わせます。
激しく憎みあう父親たちに絶望したふたりは、
家を出て森の洞穴で暮らし始めました。

美しい自然に囲まれた輝かしい夏を過ごすうちに、
ふたりの絆はいっそう強まっていきます‥。

.恐ろしい鳥女や灰色小人など
不思議な生きものたちが棲む北欧の
雄大な自然を背景に描かれたこの物語は、
親子や家族の情愛、
自立していくことの喜びとかなしみ、
老いて迎える死など様々なテーマが
幾重にも織り込まれています。
胸を打つようないくつもの言葉に出会える作品です。

‐‐‐‐‐‐‐ (店頭無料配布紙 2002.1.15発行号掲載)



2週間後の、2002年1月28日に、
リンドグレーンは、その生涯を閉じました。


いろいろな出来事が、
ときを同じくして起きるのは、
ちっとも不思議ではありません。


原書は今回、気になった箇所を、
ところどころ、ひらいて見ただけですが、
原書ではビルクの台詞なのに、
邦訳では、ごく自然に、違和感なく、
ローニャの台詞になっているところを、
なぜか見つけてしまったことも、
そんな出来事の1つです。



゙ Ronja ro:vardotter ゙ 0301_1002 ronja.jpg


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