〈 ローラ 〉 ⑨’⑩ [bokklubb(måndag]
『はじめの四年間』
『わが家への道』
キーワードは「淡々」でした。
これまで読んできた8冊とは、
明らかに雰囲気が違う2冊です。
『わが家への道』は、
ローラが書いた移住の旅日記ですが、
『はじめの四年間』でさえ、
“ ものがたり ” というよりは、
ノンフィクションとしての色彩が濃く、
だからこそ、厳しさや困難を強く感じた‥
そんな声が多かったです。
摂氏50℃の体験談が飛び出して、
おおいに盛り上がりました。
わたしは、皆さんと話していて、
ムーミンの作者トーベ・ヤンソンが書いた、
『島暮らしの記録』という本を、
ふと思い出しました。
『わが家への道』では、
気温や物の値段などの数字が、
頻繁に書かれていますが、
『島暮らしの記録』のほうも、
数字(特に印象的なのは風速)が、
たびたび出てくるのです。
日記というのは、わたしの考えでは、
気持ちや感情を書き綴るものでしたが、
どちらかというと、
日々の出来事や行動の記録なんだな
と、初めて気づいたような気持ちになりました。
「日」々の「記」録だから、「日記」
なんですね!
あるいは、「日」々の「記」述?
もっと簡単に、「日」々を「記」す。
・・ほんとに簡単。
そんなこんなで、
昨年の5月から読み進めてきた、
インガルス一家の物語のシリーズは、
今回で、すべて読み終えました。
ローラという1人の女性の人生を、
子ども時代からずっと、
結婚して、移住して、
新しい土地に落ち着くまで、
見届けたような気持ちになった。
そんな感想をいただきました。
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